あなたが接しているお客さんは、あなたの言葉よりも別のメッセージを受け取っている。
お客さんは、言葉以外であなたの人柄を判断しようとする。初対面であれば、第一印象だ。話を聞きながらあなたが話している事が信用に値する内容かどうか、このまま聞いていて良い内容か、今後もお付き合いしたい人なのかなどを考える。こんな一言がある。
営業をする上で新規顧客開拓は必然ですよね。会社の売上をすごく伸ばすには、新規顧客開拓で新しいお客さんを見つけることです。
プロの営業マンと言われる人たちでも新規顧客開拓は至難の業なのです。
それを新米営業マンにやらせる会社が跡を絶ちません。誰もが難しいと敬遠する営業活動であるからです。
お客の立場としてこんな営業マンは敬遠する。
セミナー後の懇親会でセミナー主催の会社の営業マンが話しかけてくる。営業経験がある社員でもない社員でも間違っている営業アプローチがある。懇親会に残って軽食や参加者と交流している時に名刺を出して自社製品やサービスについて質問してくる事である。営業側からしてみると当たり前のアプローチであるが、お客の立場からは喜ばしくない。
会社経営で自らが営業をしていると色々なお客さんに出会う事になる。10年以上、ビジネスをやって営業しているとお客を見る目もできてくる。詐欺師的なお客も何度も出会ったおかげで見分けが付くようになった。後で問題を起こすお客も見分けもだいたい分かってきた。それぞれ何らかの共通する傾向があるからだ。
新橋駅の前にあるヤマダ電機の店舗でスマートフォンを眺めていた。AUの製品が展示されている場所にいると必ず販売スタッフが声をかけてくる。声をかけてくれるのは有り難いのだが、私が探している情報の手助けをしてくれない。iPhone 6 plusの予約販売をしきりに売り込んでくる。
私が尋ねたのは、iPhone 6が一番安く手に入れる時期なんだけど!
販売スタッフにはお客の信頼を得る言動と情報提供が求められる
大企業は多額の広告宣伝の投資を行う事が出来る。中小企業は、知恵を使って大企業以上の宣伝効果を作り出さねば競争に勝てない。広告宣伝は、一番効果がある時期があるはずだ。同業他社も同じように考えて広告宣伝する。やり方も類似だ。ここで知恵を使った広告宣伝をすれば、違いが出る。
横浜駅から相鉄線に乗って仕事に出かけている。ある日、こんな広告は自然と頭に焼き付くなと思う広告に出会った。葬儀屋の広告であった。葬儀屋のビジネスは地域に根ざしている場合が多い。ローカルな葬儀屋は、地域のコミュニティーに密着している。特に人間とのお付き合いで葬式は何処の葬儀屋に任せるというようになる。決まった葬儀屋がなければ、病院に出入りしている葬儀屋になってしまう。
毎年、毎年、1月に賀詞交換会が開催される。賀詞交換会は、企業の経営者や重役たちが参加する。ビジネスの決定権を持った人たちだ。多くの営業マンや保険のおばちゃん・魅力的な若い女性もやって来る。法人向け保険外交員にとって賀詞交換会は重要なイベントだ。
期待しすぎると何も得られない賀詞交換会